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鼻と湿潤療法:試論

試論なんて大層なもんじゃないです。何となく素人の思いつき。
従いまして、このページに対しての突っ込みは野暮というものです。

『新しい創傷治療』によると、傷の湿潤療法についての基本的な考え方は以下のようになります。

  1. 消毒しても傷口(創面)の細菌は殺せず、組織細胞を損傷する。消毒は無意味。
  2. 創面に異物(汚れ)があると細菌感染しやすいので、傷口の汚れは水道水で洗い流す。
  3. 表皮の下にある真皮が生きていれば、表皮はすぐに再生する。真皮は乾燥すると死んでしまいかさぶたになる。かさぶたは創面の治癒を遅らせる。
  4. 細菌感染して傷が化膿すれば、周りの皮膚が赤く腫れたり、熱を持ったり、痛みがある。このような症状が無ければ、傷は感染していない。
  5. 感染していない創面から浸出しているのは、傷を治すための細胞成長因子である。
  6. よって、創面治癒に必要なのは浸出液のみであり、浸出液が乾かないようにすれば、その上に空気があろうと被覆材があろうとラップがあろうと問題ではない。

湿潤療法による外傷治療は既にポピュラーなものになりつつありますが、中には皮膚の炎症や湿疹が治ったという事例もあり、いずれも患部を密封して治しています。

ならば,湿疹といったところで,煎じ詰めれば「皮膚の損傷」であり,それは,火傷やすりむき傷と同じ「皮膚外傷」だ。皮膚外傷なら湿潤療法(うるおい療法,閉鎖療法)が使えるはずだ。ならばハイドロコロイドでも貼っておけばいいんじゃないか? 受傷原因はどうあれ,皮膚外傷としての症状は同じだ。

ううむ,我ながら単純な発想である。

新しい創傷治療:慢性湿疹が数日で治った!

外傷治療のオーソリティは、考え方がストレートです。

ならば、鼻粘膜の炎症にも応用できるのではないか、と考えるのが素人の人情というもの。(←なんだよ人情って)

つまり、鼻汁をできるだけ除去して(異物を取り除いて)から、線毛にダメージを与えずに粘膜を湿潤に保てるもので鼻粘膜を覆ってやれば、鼻粘膜が自力で再生しやすくなるのではないかと・・・。

なんて考えると、馬油を鼻に塗って鼻炎を治そうという試みは、それほど間違ったものとも思えないのですが、いかがでしょうか。
粘膜へのダメージ、経口と経鼻?の安全性の違いなど問題は多々あるでしょうが、まさかラップを鼻に突っ込むわけにもいかんでしょうし。

もちろん保湿が目的ならば、馬油でなくても、オリーブ油なんかでも良いということになります。サラダ油は・・・うーん、まあ多分。
ヒアルロン酸なんかは強力な保湿力だそうですが、水物は浸透圧なんかも気にした方が良いでしょうね。

湿潤療法では白色ワセリンを推奨しています。もちろん外傷に対してですが。
鉱物由来の油脂を鼻に塗るのは、遠慮したいような気がしますが、ワセリン自体は眼科用の軟膏の基材にも使われているので、安全性は高いかもしれません。

でも鼻の奥までは塗れないか・・・。

ついでに・・・

耳鼻科関係の医師も湿潤療法に関心を寄せはじめているようで、『新しい創傷治療』の管理者、夏井先生も耳鼻咽喉科の研究会などで講演されています。将来は耳鼻科の治療にも、湿潤療法の考え方が取り入れられていくのかもしれません。

参考リンク
新しい創傷治療
新しい創傷治療:激しい接触性皮膚炎に対するラップ療法の効果(投稿)