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鼻うがい:ヨガの場合

耳鼻咽喉科では次第に減ってきている感もある鼻うがい=鼻洗浄ですが、なんとヨガ(ヨーガ)では日常的に行われる修行の一つでもあります。インド人は花粉症と無縁なのだろうか?

日本でも、洗浄器を使わない鼻うがいは、このやり方が一般的のようです。

ヨーガについて

今まで私は全くヨーガに関心が無く、さっぱり分からないので、インドのカイヴァリヤダーマ大学でヨガを学んだ方のブログを読んでみました。

「ヨーガ」の理念は、「ヨーガ・スートラ」に記述されている「チッタ・ブリッティ・ニローダ」であり、「サマーディ」であることを、忘れては、いけない。

インドは、やっぱし、おもしろい:ヨーガの静かなる巨人、Dr.ガロテに、黙祷。

奥が深すぎてよく分からなかったのですが・・・

生きている限り、人間には苦痛や苦悩が付きまといますが、この苦しみを乗り越え、消し去り、自然でバランスが取れて満ち足りた心と体の状態(目的としてのヨーガ)と、そこへ導くための手段(手段としてのヨーガ)を実践することが、ヨーガというものらしいです。

ヨーガは非常に巨大で哲学的な理論体系であり、ゴールに至る道は無数にあるそうで、逆立ちしたり、瞑想したり、、、みんなヨーガ。断食したり宙に浮いたりすることだけがヨーガではないとのこと。ましてや怪しげな団体に入ることがヨーガではない。

ジャズ・ミュージシャン渡辺貞夫の“飯食ってる時も風呂入ってる時もジャズだ”という名言がありますが、ヨーガもこんな感じなんでしょうかね。

jala neti(ジャラ・ネティ)

jalaは水、netiは鼻の通路。クリヤと呼ばれる体を浄化する法の一つだそうです。

ヨーガではネティポットという器具を使いますが、急須や吸い飲みで代用している方もいるようです。

最初に人肌より少しぬるいお湯に塩を入れて、生理食塩水をつくっておきます。

  1. 立位か、座位どちらでも可能です。すこし、前のめりになります。
  2. 塩水をネティポットにそそぎます。
  3. ネティポットを一方の鼻の穴に差し込みます。 そして、ゆっくり、入れた反対側にからだをすこし、水が鼻から重力で、出てくるまで、傾けていきます。
  4. 水は、上鼻道から、通って、下鼻道をとおって出てきます。
  5. あたまを、わずかに、前のめりにすると、水は、口にいきません。
  6. 呼吸は口で、します。

インドは、やっぱし、おもしろい:ヨーガ・カレッジのクリヤ(1)

とうとうと流れるガンジス河を思い浮かべながら行うと良いかもしれません。

ジャラ・ネティの時、口は半開きで、鼻の痛みを感じたら一旦中止、カパラバティという呼吸法をするそうです。

また、他のブログなどでは、頭をあらかじめ横に傾けておいてからネティポットを鼻に当てて塩水を注入している方もいるようです。

クリヤは、朝に行う事が多いようです。最初に体を浄めてから修行に取りかかるのでしょうね。一日に何度も行うわけではなさそうです。

鼻洗浄器との比較

ジャラ・ネティによる鼻うがいを、鼻洗浄器による方法と比べると、“鼻から入れて鼻から出す”などは、ほぼ共通していますね。

相違点は、鼻洗浄器を使う方法では人工的で水圧をかけて水を流し込みますが、ヨーガでは地球の重力で水を流し込むところでしょうか。

もう一つ洗浄液の後処理についてですが、

洗浄終了後は、前屈みのまま頭を左右に傾け、鼻腔内に残っている洗浄液を鼻から排出すること。鼻腔内に洗浄液が残っている状態で鼻をかむと、中耳炎の原因になる。

鼻の健康についてあれこれ:鼻うがい:医師の場合

お医者様の考えでは、どうも鼻をかむのはよろしくないようです。

では、ヨガの世界ではどうしているかというと、

6、ポットの半分くらいの塩ヌルマ湯を使ったら、まっすぐに立って、親指で軽く上になっていた方の鼻をおさえて、下になっていた方の鼻から息をはいて、鼻を咬む要領で残っている塩ぬるま湯と鼻水を出します。

7、反対側も同様に行う。

yoga-bu:花粉症には

鼻うがいが終わった後、まず膝を軽く曲げて少し下を向きます。
そこで15回程リズミカルに鼻から勢い良く息を吐くのです。
今度はそのままの状態で顔を横に向けて同じことを繰り返します。
これを両方のサイド行います。
で、この時に口を閉じていると耳に負担をかけすぎることがあるので、口は少し開けておくのが良いそうです。
私は鼻うがい後に鼻をかむ時、時々耳がツーンとなったりしてたのですが
これですっかり解決しました

Pennsylvania日記:鼻うがいチャレンジーその後ー

特に『Pennsylvania日記』さんの、“口を閉じていると耳に負担をかけすぎることがあるので、口は少し開けておくのが良いそうです。”というのがポイントのような気がしますね。

口を開けておくことで、咽頭にある耳管口から洗浄液が中耳に入るのを防いでいるのではないかと思うのですが、どうでしょう?

ついでに・・・

『インドは、やっぱし、おもしろい』さんによれば、ヨガにはスートラ・ネティという鼻の浄化法もあるそうです。
どうやるかというと、鼻の穴にゴムひも(カテーテル)を入れて口から出す→鼻の中をマッサージ。

鼻粘膜とか繊毛運動とかセコセコ調べている自分と比べて、思わず笑っちゃいましたよ。そりゃあ丈夫な鼻になるでしょう。

インド医学は外科的な発達を遂げたそうなので、ネティのようなダイレクトな方法が、当たり前のように存在しているのかもしれないと思いました。
なんというか、今まで全く知らなかった巨大な学問の力のほんの一部をかいま見たような気がします。

でも、チキンな私としては、医師またはヨガの達人の指導を受けてから鼻うがいを試されることを、強くおすすめしたい。です。

参考リンク
インドは、やっぱし、おもしろい:ヨーガ
Pennsylvania日記:ヨガ/Yoga
Pennsylvania日記:鼻うがいの小道具 -ネティポット-
yoga-bu:花粉症には
あつ花別館:生理食塩水の作り方
ケンコーコム:吸い飲み