ホーム 鼻の健康についてあれこれ

参考リンク

急性・慢性副鼻腔炎

副鼻腔の炎症は、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の二種類に分けられます。急性も辛いですが、慢性化するとやっかいです。

別名副鼻腔炎と言われるように、蓄膿症は副鼻腔という場所が炎症を起こして膿が溜まる病気です。
しかし健康な副鼻腔が、いきなり炎症を起こしたりはしません。最初は風邪やアレルギー性鼻炎などから始まります。

急性副鼻腔炎

まず鼻の中に風邪のウィルスや、花粉症の場合は花粉が入って、くしゃみや鼻水が頻発し、鼻腔が炎症を起こします。鼻炎ですね。
これを放っておくと炎症は副鼻腔まで広がって副鼻腔の中も腫れてきます。

副鼻腔は自然口という直径2〜3mmの小さな穴で鼻腔とつながっていますが、鼻腔や副鼻腔が腫れてくると自然口が狭くなってきて、鼻腔-副鼻腔間が渋滞を起こし、通気が悪くなってきます。すると副鼻腔の中の空気が澱んできて、普通ならとっとと自然口から排出されるはずの分泌物が副鼻腔内に溜まってきます。その分泌物に細菌が感染すると爆発的に増殖、化膿して急性副鼻腔炎になります。

症状は、黄色くて粘りけのある鼻水がたくさん出たり、鼻が詰まって鼻水が喉に落ちたり、場合によっては、副鼻腔の近くにある歯や頬、額が痛んだり痛、がしたり、多種多彩。

鼻の中の炎症が副鼻腔に広がるまでには時間がかかりますので、風邪が治りかける頃に鼻水が黄色くなってきて、副鼻腔炎と診断される場合も多いようです。

慢性副鼻腔炎

風邪が治って鼻粘膜が元通りになれば、自然口も開通して急性副鼻腔炎も同じように治っていきますが、鼻粘膜の炎症が長引くと自然口がなかなか広がりませんから副鼻腔の中は澱んだまま。膿も溜まりっぱなしです。

副鼻腔に溜まった膿は次第に粘膜にダメージを与え、粘膜が炎症を起こして腫れ上がり、線毛がぼろぼろになってきます。虫食い状態の粘膜では線毛運動もままならず、膿がますます溜まりやすくなり、感染は鼻腔にも拡大。
鼻粘膜の炎症が酷くなると、副鼻腔にも拡大して・・・悪循環に陥り慢性化していきます。

慢性副鼻腔炎の症状は、鼻づまりや黄色い鼻汁、後鼻漏など。
急性副鼻腔炎とほぼ同じですが、一般的に急性副鼻腔炎よりは軽いようです。また、嗅覚や味覚に障害が出ることもあります。

慢性副鼻腔炎は副鼻腔の炎症が長期化することで引き起こされますが、長期化する原因は、ウィルス感染、環境汚染、アレルギー、食生活遺伝的、体質的要因などがあり、同じ、ような急性副鼻腔炎にかかっても慢性化する人もいれば治癒する人もいて、完全には解明されていないようです。

ついでに・・・

子供の頃は「風邪なんて放っとけば治る」と思っていましたが、おかげで痛い目に遭いました。早めに治療しましょう。

参考リンク
耳鼻科50音辞典:副鼻腔一般
メルクマニュアル家庭版:副鼻腔炎
Amazon.co.jp:保健同人社:切開しないで治す蓄膿症