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副鼻腔について

“副”鼻腔ということは、鼻腔のおまけかと思っていましたが、おまけは1個ではなく、四つもありました。

上顎洞(じょうがくどう)

頬骨の中にある空洞で、鼻の両脇に1つずつ、計2つあります。
前から見ると三角形です。奥歯の上から目の下あたりにかけての空洞で、結構大きいです。副鼻腔と鼻腔をつなぐ開口部(自然口)は中鼻道に開いています。

上顎洞は中鼻道の下まで続いていますので、膿が溜まりやすい構造になっています。そのため、上顎洞の排膿は下鼻道に針を刺して行うこともあります。

篩骨洞(しこつどう)

両目の間の奥深くにある篩骨の中の小さな蜂の巣状の空洞の集まりで、前から見ると両目の間に2グループに分かれています。横から見ると、上顎洞の上方に位置するようです。上鼻甲介、中鼻甲介は篩骨の一部です。
自然口は、篩骨洞の前・中部が中鼻道へ、後部が上鼻道に開いています。

前頭洞(ぜんとうどう)

左右の眉毛の上に1つずつあります。前から見ると八の字みたいですね。横から見ると額のところにあって、わりと薄い隙間のようです。
自然口は中鼻道に開いています。

蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)

篩骨洞の真後ろにあります。横から見ると、やや腎臓に似た形をしています。前方から見ると、私の場合は楕円形に似た形でした。
蝶形骨洞の中央には仕切(蝶形骨洞中隔)があり空洞を二つに分けています。自然口は左右に一つずつあって、鼻腔の後部の上端に開いています。

副鼻腔炎の発症頻度

副鼻腔は左右のどちらかだけが炎症を起こすことは少なく、普通は両方が同時に炎症を起こします。炎症を起こす頻度は上顎洞が一番多く、篩骨洞が続きます。上顎洞と篩骨洞両方が同時に炎症を起こすこともしばしばあるそうです。

上顎洞と篩骨洞はお互い隣り合わせなので、一方が感染すると、もう一方にも炎症が拡大しやすいんでしょうね。

それに比べると前頭洞に炎症が起こることはかなり少なく、蝶形骨洞は自然口が大きいので炎症は滅多にありません。

ついでに・・・

副鼻腔の役割は、未だにはっきりと分かってはいないらしいですが、声を出す時に鼻腔や副鼻腔が共鳴することで、声の個人差に影響を与えていると言われています。

参考リンク
ふれあい鍼灸院:副鼻腔炎(蓄膿症)
神戸大学付属図書館:第7章 呼吸器系 respiratory system
ATR Journal:声の個性を決めるもの