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プレッツ置換法

粘り気のある膿が、副鼻腔の中にかなり溜まっていて、吸引しても取れない場合、プレッツ置換法で排膿することがあります。

幾つかのサイトで解説されていたプレッツ置換法の手順をまとめると、以下のようになりました。

まず、鼻腔内をきれいに吸引しておいてから、仰向けになって頭を後ろに反らせます。角度は、耳の穴とあごを結ぶ直線が、垂直になるぐらいです。かなり頭を反らせるので、特に篩骨洞の吸引に効果があるそうです。

次に温度調節した少量の薬液か生理食塩水を鼻に流し込みます。

片方の鼻の穴をふさいで、もう片方に吸引する器具(Politzer球など)をぴったりあてがいます。Politzer球を使う時は、多分、最初に丸い部分を潰しておいて、鼻に当てるんでしょうね。

そのままだと、薬が副鼻腔どころか喉まで行ってしまうので、患者は「あー」と声を出します。

声と同時に吸引すると鼻腔内の空気が吸い出されますが、声を出しているために空気が体内に入りません。すると鼻の中の空気圧が下がって、副鼻腔の空気も吸い出されます。吸引する時間は1〜2秒。

吸引を止めて鼻の閉鎖を開放すると、空気圧が元に戻り、空気と一緒に薬液が副鼻腔に吸い込まれます。

1〜2秒毎に、吸引と開放を繰り返すと、副鼻腔内の膿が薬液で柔らかくなって、薬と一緒にずりずりと吸い出されてきます。また、途中で薬を副鼻腔内に溜めて、分泌液の洗浄をすることもあります。

プレッツ置換法には欠点もあって、耳が痛くなったり、薬液が中耳まで流れ込んだりする場合があるそうです。
多分、頭のそらせ方が足りないか治療中につばを飲み込んで、耳管の開口部が開いてしまうんでしょうね。

ついでに・・・

こういうテクニックを患者に要求する治療は、私には無理そうです。

参考リンク
渡辺耳鼻咽喉科:プレッツ置換法
耳鼻科50音辞典:副鼻腔炎の治療 プレッツ置換法
医療法人社団 頭頸会:Politzer球